2017.11.28(Tue)
つぶのお葬式、そして私たちからつぶへの最後のプレゼント
さて、予告通り家族であげたお葬式、そして私たちがつぶに作ったものを書きたいと思います。
つぶが死んでしまって2週間が経ちますが家の前にはこのような白い跡が。

これは私たちがこのような箱を作った時に付いた木工用ボンドの跡です

板と角材はホームセンターで切ってもらいボンドで組み立て。
私たちとつぶが朝帰りして、つぶはずっと寝てるし人間は出たり入ったりしてるので訝しがっているチワワズ。

あたしたちずっと放ったらかして何やってるの?
つぶにプレゼント作ってるのよ。
ボンドでは強度に超難有りだったのでテープでぐるりと巻きました。テープは私の提案でしたがこれは上手く行きました。人は切羽詰まるとひらめくものですね。そして、ふたになる板も。

もうおわかりだと思いますが、これはつぶの棺です。15日早朝につぶと一緒に家に戻って来て、近くのお寺で翌日の朝火葬してもらう予約をしました。そして棺は自分で、ダンボールで良いとのことでした。つぶは病院できれにしてもらって長い脚を投げ出したのびのびリラックスポーズで帰って来ましたのでその格好のつぶが入るダンボールは売ってませんでした。もうネットでは間に合わないし、問い合わせたら木でも良いと言われたので作りました。確か100センチ╳80センチ、高さは35センチ、だったかな。
昔夫がつぶにご飯台を作ってあげたことがあるのですが、その時と同じで釘は使わずボンド、そして今回はテープも。釘を使わずこんなに大きなものを作るのは宮大工か私たちかというところでしょうか。とにかくがんばりました。
ご飯台を作った時の記録、興味のある方はこちらから☞夫、がんばる
その日は夫の家族と私の母が来てくれました。つぶはみんなに可愛がられていたしみんなのことが好きでしたので嬉しかったと思います。翌朝お葬式の前に車に乗せ、チワワたちも一緒につぶが一番好きだった山に行きました。蜂と蛇がいるからまた冬になったら行こうねと言っていましたが冬になる前に連れて行ってあげることができました。
帰って来て棺に入れると大きさも余裕でよい感じでした。そして夫の家族がまた来てくれて、花をたくさんと私たちと一緒に写っている写真、大好きなおもちゃ、ささみのおやつ、丸めた靴下が大好きだったので夫と私のを一つずつ、寒くなるのでダウンジャケットを棺に入れました。あと、木のスプーンも。具合が悪い時にご飯いらないという時があって、そういう時は「つぶは人間だと思ってるから犬みたいに口をお皿に付けて食べるのはもう嫌になったんだね」と言っていました。まだすぐにお箸は使えないでしょうがスプーンなら大丈夫かなという気持ちで。
そして、棺の蓋の内側につぶにメッセージ。ちょっと書きづらくて子供の絵みたいになりました。と言いたいところですがこれが実力。夫も何か書いたのですが私には見えませんでした。きっとつぶだけに見えるメッセージだったのでしょう。

近所にあるお寺。

ここでお経を読んでいただきお焼香をして家族だけのお葬式をしました。
こんな風に台の上に置いていただき、なんという名前かわかりませんが布を掛けていただき、つぶきれいにしてもらって良かったねとみんなで最期のお別れをしました。

白いテープは見えない体(てい)で。
翌日迎えに行くとこのような姿に。

この写真あんまり可愛くないんじゃないかしら?
とりあえず、と思っていましたがこの写真の顔がその時その時で表情が違って見えたりして、このままでいいかなと思っています。
つぶの写真を入れている額の周りのお花はエーデルワイスで花言葉は大切な思い出だと教えてもらいました。つぶに似合うと思って選んだものですがぴったり。
お知らせした方やその方に聞いた方、家族からのお花がたくさん。そんなつもりでお知らせしたのではないのですが、天国?と思うほどきれいでつぶも喜んでいましたし人間も癒されました。ありがとうございました。

つぶの最期を詳しく書こうとも思いましたが、久しぶりに明日は2人揃って休めるというその夜に急変してほとんど気を失った状態で酸素を吸わせながら病院へ運んだこと、心臓ではなく脾臓にある腫瘍が破裂してお腹に血が溜まっていたこと、酸素室に入れられ意識が戻りしばらくウーウー言いながら横になったままだったが一度正気を取り戻したこと、そして頭を上げて私たちをちゃんと確認したこと、手術を覚悟したけど結局は手術することなく眠りながら死んで行ったこと、数日前にお腹を痛がりかかりつけの病院へ行きその死んだ日が再検査の日だったこと、でもその数日間は治ったようにとても元気だったこと、まだ私たちはその数日間をぐるぐると思い出しては後悔していること。今書けることはこんな感じです。
最後に撮ったつぶの元気な写真。

明日もご飯いっぱい食べられるかしら
ゆっくりいっぱい食べさせてあげたいけど、つぶにお供えするとすぐにテンやポコが欲しがるのでつぶにはいつも急いで食べてもらってます。

テンちゃんもう少し大きくならくちゃ
なんとなく、もう大きくなってる気がします。
ということで、前回笑えるはずだと書きましたが笑えたでしょうか。

大丈夫?笑えたかしら?
笑ってくださるとつぶも喜びます。
【次回予告】10年つぶと一緒に暮らしたテンの気持ちと慰めに来てくれたよぼちゃん家の部長最強伝説の2本立て!(たぶん)
それよりもギリギリまで皆んなと一緒にいて美味しいもの食べて愛する飼い主さん達を眺める方をとったのだと。
うちの母もそうだったです。でも無理矢理引き留め苦しい思いをさせたのを11年経っても後悔してます。
つぶちゃんはとても幸せだと思います。慰めにはなりませんが私もつぶちゃんの様に逝けたら本望だなぁって思います。
2017.11.29(Wed) 00:08 | URL | ゆり子母|編集